現在、週刊マガジンにて連載中の「我間乱 ~GAMARAN~」。
トビラの文によるとジャンルは
極限武闘活劇(アルティメット・クロニクル)らしいですが、まぁ
普通のチャンバラマンガです。
しかし、なんか近頃けっこう気になってるというか気に入ってるというか。
読んでる限り、割と普通のマンガなのになぜ心にひっかかる部分があるのか。
ちょっと分析してみることにしよう。
ヒマに任せて。まず、序盤のストーリーを箇条書きにしてみると…
・困っている人(雇い主)が、今や伝説となりつつある流派を尋ねる。
・その流派に現在若い者はおらず、いるのは少年と女性と老人だけ。
・しかしその少年が流派随一の使い手。
・結局、その少年がひとりで雇い主を助けるべく大活躍。
ああそうか、
風魔の小次郎だコレ。まさに俺ホイホイ。
現在、流派の他の仲間がまもなく戻るようなことを匂わせてるので、
きっと主人公が
左足を貫かれるぐらいの重症を負った時には登場してくるのでしょう。
とりあえず、序盤でちょっと惹かれた理由はそれなりにわかった(ような気がする)。
そして死合が開始され、肝心のバトル部分ですが…
これがもう、
とにかく地味。それっぽい奥義は持ってるようですが、動画的に言うと派手なエフェクトも無く(笑)
ひたすらストイックに殺し合うのみ。
しかし逆に言うと、
「だが、それがいい」のでしょうかね。
考えてみると、週マガって意外と普通のサムライマンガってなかったような気がするなぁ。
SAMURAIマンガはあったけどね、確か。泥臭いながらも、刀を振る、弓を引くっていう動作ひとつひとつをしっかり描いてるのは
個人的に好感が持てる。
どのマンガとは言いませんが、例えば「棒立ちのサムライが二人いる」コマの次に
「一方が突然斬られる」コマが来て、
“今の刹那で五回…いや、六回斬った”とか
“常人の目では捕らえられないだろう”とか言われても萎えるし、
「あーそうですか」としか思えないんですよね個人的には。
まぁ、描く側としてはその方が相当にラクなんでしょうけどね(笑)
どの
SAMURAIマンガとは言いませんが。
そんなわけで、なんか
大した理由はなかったようですが、
ごく普通の極限武闘活劇マンガ、「我間乱」には今後も個人的に注目。
思えば、現在の週マガでは他にも「ダイヤのA」「ベイビーステップ」など、
ごく普通でありながら、ひたすらにストイックなマンガが面白い気がする。
きっと俺が
ストイックとはまったく無縁な生き様だから、無いものねだりで
そういうものに惹かれてるんだろうなという、いつもの結論(笑)